親友っていたかしら
友人が多いねと言われていた。
そうかな?たくさんいたかも知れない。
でもそれは、通り過ぎて行ってしまった風のようなもの。
優しい風もあり、厳しく強い風もあった。人当たりが良さそうに見える私は、すぐに人と仲良くなれるような感じで、
ニコニコまでしなくても、人の話をふんふん、それでどうしたのと、好奇心もあって話を良く聞いていたから、話している人も、何故か気持ち良く、どんどん話してくる。
それでお互いに錯覚して、仲良しになったように思う。
ところが付き合いが長くなって来ると、お互いの嫌な面が見えて来て、段々付き合いが遠のいてしまう。
今はスマホがあって 、より近く親密な関係がすぐに成立?するけれど、私の若い頃はせいぜい電話番号を聞くくらい。
お互いに時間が合えば会ってお話ししようと言うことになる。
それを決めるのだって、即 決まる訳ではない。何しろ、電話をかけて、相手が都合がすぐ合えば良いが、合わない場合もあるし、電話が繋がらないことだってある。そういう意味ではのんびりした時代だったね。
約束することにとても時間をかけていたのだから。
学生時代の友人は少ない。私が人見知りだったし、1人2人、話が出来る人がいれば充分だったし、人を受け入れなかったせいもある。社会人になると、そうそう自己主張もしていられないし、短気な性格も影を潜めた。
優しくて、理解力があって 寛大な人になろうと努力したと思う。たくさん本を読んで、内面を充実させようと努力もしたと思う。
先程もいったけれど、人の話を、よく聞くようになった。穏やかで話しやすい雰囲気がかもしだされていたかもしれない。良い人だねと前から言われていたけど、より一層良い人だったかも。それに、若い割には気も効くし(自分で言ってごめんなさい) 親切だし、物を人にあげるのが好き。必要以上にはあげないけど、お礼もきちんとして、礼儀正しい人になって行ったと思う。
女性の友人は多かったけれど、男の人は拒否。若い頃から、やたら見合いをさせられていたけど、ちょっと付き合っては断られたり、断ったり。
結婚に対する考え方をしっかり、自身で見つけなくてはならないと、思っていたから親の言いなりに結婚なんて出来ない。
話しがそれたけど、結局、この老婆と呼ばれる年代になって、友人は殆どいなくなった⁈
みーんな 、自分から遠ざけてしまったからね。声かけすれば、会おう、ランチしようって言ってくれる人はさすがに、何人かはいる。でももう自分から、自分の内面についてなどなど、今、考えていることなど話したくない。
説教じみた話をする人
孫自慢 娘 息子自慢 嫁の悪口
ご主人の悪口
お金がないと言う愚痴を言う人は
そんなにいない
私もお嫁さんの話しやダンナの悪口だって言うよ。
でも、もうそんな話しはチョッピリにして、これからの老後生活 ヒャ〜いくつまで生きるの?かしらないけれど、切実な問題だと思うんだよね。
40年来の友人は、息子夫婦が一緒に二世帯住宅を建てて住む事になっていたんだけれど、息子夫婦が勝手に家を買ってしまったと腹をたてていた。
私はその友人だって同居していて、姑に泣かされ入院したくらいなのだから、息子夫婦の気持ち、分かってあげないとね、と「意見」したら、ちょっと疎遠になり。その後、その友人の離婚していた長女さんとお孫さんが、家を建て替えて一緒に住むことになったと言う。パート生活でローンて組めるの?なんた、物を知らない私はつい口走って、友人の心象を悪くし、それからなんとなく、冷たい関係に。
まあ、残念だけどそれまでのご縁かなと、私なりには諦めて。
友人は老後の心配はなくなり、親友と呼んで仲良くしていたけど、壊れる時は早いわね。
まだまだ、別のお話しもあるけれど、また聞いてくださいね〜
私は寂しい とか、悔しいとか思っていない。
それは分かってくださいね。
いずれ 皆 あの遠い世界に飛んで行って
ひとり になるんだもの。
友人だってそう。
だから いいかなぁなんて思っちゃって
いるのねー