ぐちぐち なんでも言っちゃうよ〜

私のほんとうの気持ち

終活?気持ち悪い!と言われて…

久しぶりに友人Aとお茶をした。軽くランチをしたが、デザートの方が長い。と、言うよりお喋りメイン。

私よりまだちょっと若い友人。パッチワークに水泳、英語教室、それに俳句も休んでいたが始めたと言う。仕事もまだしているし、近くに住んでいるお孫さんの面倒も見たりしている。そんなに忙しくて身体、大丈夫?って心配したら、友人は、私って思ったより体力あるのよと言っていた。見た目は穏やかで、優しそうで大人しい謙虚な雰囲気の彼女。本人曰く私は何をやってもダメな人間などと言うから、本当にそうなのかと思えば、何と何と活動的だ。

うーん 、騙された?イヤ違う。彼女の周りにいる方々が優秀だから、自分の優秀さが見えないのかも知れない。後、彼女は謙遜していたのだ。それを見抜けず、彼女の言葉を信じてしまっていた。私にしたら、それだけのことを長年続けてきた、と言うだけで充分優秀で活動的な人だと思うのだ。スキーは2級だって言っていたが、仕事しながら、子育てして、その時期に2級以上の条件を確保する時間がなかったと言い、1級取りたかったと言う。私なんてスキーは滑れればいいやなんて思っていたけど、始めからものに対する取組み方が違うんだなぁと思った。

その彼女に、私の友人Bが家の中のものを断捨離し、終活をやり、エンディングノートを完成させ、毎日の生活も充実させていると満足気に話された、すごいよねーと言ったら、意外や意外、気持ち悪いと言う。えっ、気持ち悪い?

驚いた。私の周りの人は断捨離だ、終活だと片付けをしている人が殆どで、やはり、捨てすぎてしまったとか、早くやりすぎたとか言う人はいるものの、身辺整理に勤しんでいる人が多いから、気持ち悪いと言われて、びっくりした。

友人Aのご実家は妹さんが引き継いだので、ご両親亡き後、ご実家の片付けなどは妹さんがやったらしい。だから、実家の後始末の大変さは分かっていないかもしれない。

友人Aは、今から死ぬ事を考えて生活するなんてイヤ。まだまだやりたい事はたくさんある。自分の家は散らかしぱなしでそのまま死ぬと、冗談まじりに言っていたが、断捨離をきちんとしている事は、今までの会話の中から、分かっている。何が、気持ち悪い  と言わせたのだろうか。友人Aはここ数年、大事な友人を数人失っている。その方達はまだ若く人生これから楽しくと言う時に、この世に思いを残し、彼女自身、非常に辛い思いをした事を聞いた事があった。若くして無念の思いを抱きながらこの世を去った人への思い、そして残された家族や友人への思い。その悲しさ、辛さを他人より多く経験しているから、終活なんて気持ち悪い、と言う言葉が出たのだろうか。

その 気持ち悪い と言われた事について、その時、深く強く聞く気にならなかった。やりたい事がいっぱいあるわ、死ぬ準備なんて!と言われた言葉に何となく、納得してしまった。

「終活、エンディングノート 気持ち悪い」

今度 会った時、また聞いてみようか。

その時はまた考え方が変わっているかも知れない。

友人Bから、断捨離、終活をした後、エンディングノートに全て書き入れ、何かあってもこのノートを見れば、全て分かるのよと聞いた時、私は正直、そこまでやってしまうの?と驚いたが、どう応えたら良いか分からなかったから、さすがだわー   すごいわ、用意周到ね、お子様達も安心ねと、言った。

ちょっと自慢気な、やり遂げた感を感じさせた友人Bの話し方に、違和感を感じたのは、死を意識したこれからの暮らしを、私自身も自分では理解出来なかった、それは友人Aが言う気持ち悪さ⁈だったのだろうか。

いやいや 、これは几帳面で真面目な人生感がご夫婦揃ってピッタリ合っていると言う事で、羨ましい事でもあるのかも知れない。ご夫妻の立派な生き方をお子様達に指し示した事にもなる⁈そう思わされてしまった。

私はエンディングノートどころか、世に言う断捨離だって終わっていない。家の中はぐちゃぐちゃだよ。

いろいろな考え方の人がいるねー

って単純に言って終わる問題ではなさそうだなぁって、またまた頭を悩ましてしまいそう。