ぐちぐち なんでも言っちゃうよ〜

私のほんとうの気持ち

老人ホームに行くって言ったよね?

私達の最期の老後は、老人ホームに行くんだよねって話になっていて、私達は老人ホームに行くためにお金を今からでも少しは貯めないとダメなんだよね、だから贅沢はそれほど出来ないねと言ったら、えっー  お前(失礼な言い方!)老人ホームに行くの?って言う。

うん、ある程度の年齢になったらね、海が見える老人ホームか、山が見える老人ホームかなぁと言ったら、オレ 行かないよ だって。

おばあさん(Gさんの亡き母親)やおばさん(今 1人暮らししているGさんのおばさん)みたいに1人で暮らすようにするって言う。

私には娘がいないし、誰か助けてくれるような人もいないし。と、そう言ったら、オレは誰の力も借りず自立して暮らせると、自信満々に言うのだ。

亡きおばあさんだって、息子のGさんや娘(義妹)がしっかり支えて面倒見てくれたから1人暮らし出来たんだと思うんだよね。

Gさんが泊まりに行ったり、買い物、医者、市からの書類、銀行関係、何でも2人で協力してやっていたからね。そういう事は忘れてしまうんだね。

あっ、そう。じゃあ、私、先に旅立つようにするから、私はGさんに面倒見てもらってあとは1人で気楽に暮らせばと言う話しをした。


その夜、あれっ変だな。確か老人ホームに行こうと初めに言いだしたのは、うちのGさんじゃなかったかな?

Gさんの母親が98才まで1人暮らしをしていたので、義妹とGさんで面倒を見ていた。

私は義母と仲が良くなかったし、働いていたから、旅行や食事などに連れて行くなど、表向きは普通に付き合っていた。

具合が悪い時、入院した時などは面倒をみたが、日常的な事はGさんと義妹で見ていて、本音は義妹もGさんも面倒に思っていると言っていた。老人ホームに入って欲しいと考えていたようだったが、頭はしっかりしているし、身体も丈夫だったし、頑固で強い気質は近所、親戚でも有名だったから、いやだという姿勢を貫いていた。

そのために、私達夫婦仲も悪くなった。

(我慢していたけどね)

Gさんが母親に対する不満を私にぶつけ、いつも仏頂面でイライラヒステリックで、たまには怒鳴ったり、口を開けばケンカ腰だった。こちらはたまったものではない。

それでGさんは良く言っていた。自分の子供には、こんな思いをさせたくないから、さっさと老人ホームに入ろうなと。

それで、私もそうね、老人ホームに2人で行くとなると今ある預金じゃ無理だから、節約しなくてはと思っていたのだ。


それなのにそんなことはもうすっかり忘れてしまったらしい。

母親が亡くなり、気楽になって、大した遺産もなかったけど、それを殆ど自分のものにしたから、金持ちなのだ。自分で持っているお金は生きているうちに全部使ってしまおうと言う考えで、お酒は新潟から何本も取り寄せるし、旅行も何泊もするし、老人ホームに行くための費用は考えていないらしい。

介護付き老人ホーム、85才くらいから、値段が下がるんだよね、でも、やっぱり資金が足りない。面倒見てくれる娘はいないし、何千万なんてない。何百万なら何とかなる。そんな老人ホーム、私は地方でも良いから探そうと考えているのに。微々たる遺産は1人占め。義妹 義弟にもいくらか上げたようだ。私にもくれると言ったが、少しばかり貰って、上げたなんて大きな顔されたんじゃいやだから、断った。

だから一銭も貰っていない。

むしろ、結婚してから何かある度、私が独身の時に貯めた預金で賄って、お金を出すのは私ばかり。おばあさんはちゃっかりしていて出す気はなし。Gさんはどこからお金が出てくるのか、そんな事は気にもしない。私はそれを返してほしいわとか思うけど、それを言ったら、離婚騒動に発展しかねないから、黙っているけど、何百万になっているよ。

結婚資金もないGさんだったんだからねー

それで今朝、老人ホーム入らないと言っていたけど、Gさんから言い出したんだよね?と、事のいきさつを話したら、

黙ってしまった。

何とも困ったGさんだよ。

介護付き有料老人ホームって高いでしょう?

地方に行けば安いよと、友人が言っていたけど、家を売って、入ってみたら変な老人ホーム、そうなったら戻るに戻れないし。

Gさんは1人暮らしする、老人ホームに行くって、自分の言った事を忘れるし。

問題の多い 老後だわ〜