頼れるの自分だけ
若い時から人を頼りにしない、そう思っていた。
日常生活や細かい事では依頼心は充分強かったし、心配症だからいろいろ考え、聞いたりしながら生活して来て、依頼心が強いと自分では思っていたけれど、
でも今日、私って案外依頼心は弱かったのかなぁと思った。
経済的には自立して人には頼らない、と決めていたし、むしろ出すばかりで損をした方が多いかも知れない。(この件はまた聞いてね)
Gさんの具合が悪い時も、結局、友人達には口だけ心配して貰って何一つ、手伝ってもらう事はなかった。
私が頼まなかったからかも知れないけれど、自分から率先して言ってくれた人はいない。頼まれた人の大変さ、断りにくさを考えると頼めなかった。
粗大ゴミの敷布団を処分するのにGさんに持ち込み出来るんだってと言ったら、オレに頼むつもり?って言われてしまった。
そう、頼めるならばと思っていたが、
まあねーと口を濁した。
やりたくないのが見え見えだったから。
最近は予約して持って行かなくてはならないし、面倒なんだよね。
取りに来て貰うのも面倒だし。
でも出そうと決心したんだから、自分でやろうと思ったのだが、
その時、私って案外 依頼心が弱かった、弱い生き方して来たんじゃないか?
なんてそこまでオーバーに考えてしまって。
自分で出来る事は自分でやろうと思っていたのに、ついつい Gさんに聞いてしまった。Gさんも以前は協力的に粗大ゴミを収集所に持って行ってくれたし。
でも年を取り、体調も変化すると変わるんだね。
話があれこれするけれど、お土産にいただいたお菓子をGさんが黙って開けていたのには驚いた。子供は、黙ってすぐに開けたがるから、ダメよと言えたが、Gさんはそうはいかない。
Gさんのそんな態度、今まで1度もそんなことがなかったから、本当にびっくりした。
食いじが張っているとか、子供に戻りつつあるのか、常識がなくなって来たのか、お菓子一つで考えすぎかも知れないが、Gさんは確実に変わった。
そんなGさんにちょっと車で行って貰えるかも?なんて、浅ましい気持ちを持った私が浅はかだった。
私は今 歯医者さんの事や、片付けや、
オーバーに言えば生き方だって、迷っているんだよ。
自分の生活の仕方、もう一度見直す良い機会だったと思っている、歯医者さんも布団のことも、お菓子の件も笑笑
本当は何もかもメンドーなんだけどね。