人の役に立ちたい って⁈
あるドラマが始まって以来
何度 同じ言葉を聞いただろうか
人の役に立ちたい
殊更 言われなくても
言葉に出さなくても
みんな その気持ち 持っていると
思うんだよね
東北方面の設定だから
余計にそう願う 作者さんの気持ち
なのだろうか
ドラマが始まってから
何度も何度もその言葉が出て来て
その言葉にまるで囚われたように
行動している主人公たち
バスの中で席を譲ることも
道に迷っている方にお声かけすることも
人の役に立っている
人生を生きて行く上で
人の役に立ちたい
そう考えるのは とても
立派なことだと思う
でもことあるごとに
人の役に立ちたい
その言葉を聞くと
ひねくれた私などは
あー いやだ
そんなに人の役に立たなければ
いけないのかな? と思う
まあドラマだし
もしかしたら それがドラマの
テーマかも知れない
それだったら 致し方ないけれど
なんか あまり何度も聞かされると
押しつけがましく感じて
世の中 そんなに意識して
人の役に立ちたい
って思っている人
いるのかなと不思議に思う
私はボランティアを20代からしているが
人の役に立ちたい
そんな言葉
他人に言ったことなんてないし
誰かの役に立ちたいなんて
自覚したことなど
ない
寧ろ ボランティアをしていることなど
積極的に人には話さない
自分がボランティアをしたいと思う
その気持ちは
自己満足のためではないのか
人を助けたい 役に立ちたい なんて
そんなおこがましいこと
他人にわざわざ言うのは
自分にとっては罪悪とさえ思えるほどだ
ボランティアは人のために
やるものではない
自分のためにするものと考えている
自分は人様に またこの世の中の方達に
人の役に立ちたいと言えるほどの
人間か
それに自分が逆の立場に立ったとき
ボランティアの方から
お世話しますよ〜 何でもやりますよ
などの 役に立ちたい的 な部分が
かいま見えたら 引いちゃうかも
私の手を必要としている方が
いて
私の出来る範囲でお手伝いさせて
いただく
私もいつどなたかにお世話になるかも分からない
お互いさまだよね
私の周りには
あからさまに人の役に立ちたい
なんて言う人
1人もいない
人がどう考え ボランティアしているか聞いた事がないから
良く分からないけれど
心のどこかに
人のお役に立てたら
と言う 気持ちがあるから
やっているのだろうとは思う
まあ
TVドラマだから あからさまに
言わなければ
視聴者に伝わらないからかも
知れないけれど
何度も何度も聞かされて
イヤになったよ