ぐちぐち なんでも言っちゃうよ〜

私のほんとうの気持ち

友人は一様に老人ホームには行かないと言うけれど…

夕方、そろそろ夕飯にしようかと支度をしていたら、Gさんのいとこから私に電話がきた。

Gさんのいとこの母親、つまりGさんのおばさまの家が雨漏りして、それも電気のカバーの中から雨が流れ落ちて、おばさまはパニック状態だと言う。


今日は娘さんの別のいとこがおばさまの家に行っているはずだと話したら、先程、帰って連絡が取れないと言う。

おばさまの娘さんは、新幹線で4〜5時間かかる離れた所に住んでいるので、年に数回帰って来る、おばさまには毎日電話をして様子を聞いているらしい。


娘さんはおばさまから連絡を受けて電気屋さんや建設会社に電話したが、留守電になっていて繋がらないと言う。

それで我が家に電話して来たらしい。

行って見て来て欲しいとは言わないが、おばさまがパニックになっていると言う。どうしたら良いか分からない、心配だと言う。

そう言われたら、行かない訳にはいかない。

幸い、Gさんはお風呂にも入っていないし、お酒も飲んでいない。

早速、車で行く事にしたが雨と帰宅時間で渋滞している。


車の中で私もおばさまが頼んでいる電気屋さんに電話してみたら、今日の業務は終わりと留守電になっていた。また、電気で困った事があったらすぐ駆けつけるという案内の、別の電気屋さんをネットで見つけたので電話をしたら、今日は行かれないと広告とは大違いの話である。

意味のないネット広告で一体、何なのと腹立たしかったが、電気屋さんに何とか来ていただかないと漏電するかも知れないと心配になって来る。


あれこれ考えていたら、姉が以前、懇意にしている電気屋さんがあると言っていたのを思いだし、聞いてみたら早速紹介してもらえ、おばさまの家に来てくださる事になってホッとした。

電気屋さん曰く、これはまずい状況でキッチン部分の蛍光灯を付けると漏電すると言われ、処置してくださった。

雨漏り箇所が治ったらまた来てくださる事になり、おばさまも安心した模様。


おばさまは90才過ぎて1人暮らし。

頭はしっかりしていて、料理などもするが、買物などに行かれない為にGさんのいとこが毎週、買物や雑用に来ている。

私はおばさまにお世話になったので、何かする事があればと思い、月に1〜2度、伺うつもりでいたが、来週も来てくれるかしら?と言われて断れず、毎週行くようになってしまった。

用事がある時は来なくても良いよと言われるので、旅行や用事がある時は行かないが、随分来なかったねと言われてしまい、やはり言葉とは裏腹な気持ちなんだなと思う。


こんな状況のおばさまを見ていると、私は90才、いや85才くらいになったら、有料老人ホームへ入ろうかと思い、友人達に話すと、友人達は皆、一様に私達は老人ホームは最後の砦としておいて、出来る限り頑張って1人で暮らすと言う。


今は亡き姑も1人暮らしをしていたが私達は苦労?した。Gさんは性格が変わって怒りぽくなり、大変な思いをした。私達夫婦は子どもに迷惑をかけたくない、その事を身につまされ知らされた。友人達は姑の苦労がなくお世話を身近にしていない。そして1人暮らしの大変さを知らない。

だから、老人ホームには行かないわと言える。

それに近くに娘さんが住んでいて、声を掛ければすぐに来て貰える。お嫁さんも来てくださると言う。


我が家には娘はいない。可愛いお嫁さんがいて頼めば雑用などやって貰えるけれど、私としては頼みにくいし、そんなことをお願いしては申し訳ないと思うから、仕方ない、老人ホームに行こうと言う事になる。

息子は全く当てにならない。自分の好きなように暮らしている。


最近は実子が親の面倒を見るんだってよと言ってあげたいが、それを言う勇気も今はない。だから、結論として老人ホームに行くと言う事になる。


おばさまの娘さんは義両親は亡くなりご主人は次男で自営業、娘さんは還暦を過ぎたが仕事をしていて辞める気はないと言っていて、お子様達も皆、自立していらっしゃる。


Gさんはいとこが多く、そのなかのGさん(Gさんの代わりに私)を含めた4人が入れ替わり立ち替わりおばさまの家に通っている、その他にヘルパーさんや看護師さん(持病があり週2日来ている)が来ているし、デイサービスにも通っているので、1人暮らしではあるが皆に支えられて暮らしている。


おばさまを見ていると自分の最期の老後はやはり面倒をかけたくない、と痛感する。おばさまに来る役所からの案内など私が見て話せば分かるが、おばさま自身が読んで理解し手続きするのは難しいので私が代行している。娘さんが帰って来るまで待てない期日のものがあったりと娘さんからも頼まれているからだ。


実際、おばさまの年齢になったら、私はどうしたら良いのだろう。

その時、支えてくださる方がいたら、その方々に甘えて1人暮らしをするのだろうか。はたして私にはそんな人達がいるんだろうか。

スッパリ諦めて老人ホームに入るしかないだろうか


こんな事なら無駄遣いしないで貯金すべきだった。私の入れる有料老人ホームは最低ラインのように思う。その最低ラインでも数十年後には今より値段が上がって、入れるかどうかは何とも分からない。

それでも私は好きなものを買い、行きたい所に行った、今も買い、行っている、そのことに後悔はしていない。


私の最期の老後、友人達のような訳にはいかないから頑張るしかないのかな。

アッサリ老人ホームに行かれるよう、気持ちの鍛錬が必要だね、それが私の定め?ならばねー




長々と読んでくださりありがとうございました。