ぐちぐち なんでも言っちゃうよ〜

私のほんとうの気持ち

あ〜 私がバカだった、その気になった私が!

電車とバスを乗りつぎ、日曜日には

銀座並みに混み合うと言う山に1人で行って来た。

山頂からはうっすら雪を被った富士山が霞んで見えた。お昼は山頂ではなく階段を下りた所にある茶屋のベンチで、富士山を眺めながらおむすび、冷凍のマンゴー、カフェ・オ・レを飲んで、さて帰ろうと下っていったら、クモキリソウが咲いていると言うのを小耳にはさみ、一緒に鑑賞させていただいた。

以前、一度見たことがあったがすっかり忘れていた。葉を見て判断するとわかりやすいよとベテラン風の女性が教えてくれた、なるほどと思いながら次回、覚えていられるかしら?と、帰り道、クモキリソウがないか探しながら歩いていた。

ベンチに座っていた見知らぬ男性が歩き始め、何となく一緒の早さになり、そしてお互いの探している花などのことを話した。

山に1人で行っていると、その男性に限らず一言二言、それ以上の長さで話をすることがある。先程も花を教えていただいた、そして山頂手前では、私がネパールのステッカーをリュックサックに貼っているのを見かけた女性から話しかけられ、ネパール談義になった。


一期一会?今まで何人の人と出会っただろう?

年賀状を交わすようになった女性の方もいらっしゃる、素敵な山の宿があると紹介してくださったのだ。


話を戻すと、その方はいろいろな山に行っていたが、今は山よりもウォーキングが主になって来ている。でも今日は見たい花があったから来て見たと仰る。

ウォーキングの会を主催していると言う。


ウォーキングの会?

やった!

今日は歩きながら、山がキツくなってきたのでウォーキングの会に入りたいな、どこかあるかな?なんて丁度思っていたところで、ラッキー!話の流れから、その会に入れるかしら?と聞いてみた。集合場所も自宅から電車で30分くらい。会員数は15名くらいで年に30〜40回、開催していると仰る。

おお〜  そんなに参加出来ないが気持ちが動く。


だが私の盛りあがる気持ちとは裏腹に、その方は会の説明や行った場所など話してくれるが、是非どうぞとは言わない。


登山口に着いたら、珈琲でも如何ですか?と言う。

えっ、珈琲? 今、会ったばかりの人と?

会に参加させてくださるならば…と言ったが返事はない。

だが、面接かと勝手な判断をし、入会させて貰えるならばとその見知らぬ方とミュージアムの中にある喫茶コーナーへ。


行ったことのある山の話や、住んでいる地域が近いせいか話が弾む。

だが入会の話は出ない。思い切って入会させていただけるのですかと聞いたら、

何と!その返事は。


2人で行くなら良いよ。

ですって。


驚いた。えっー  それはダメですよ!

主人に男性と2人で山なんて行ったら叱られます、ウソをついてまで行きたくないですと話した。


山では後ろ姿ばかりを見ていたが、その方のお顔をしっかり見れば、真面目そうできちんと生活してきた雰囲気の方で、高校、大学の話などもして悪い人ではなさそうだが、


ダメダメ、2人でなんてとんでもない!

今日、ここで珈琲を飲んだなんて事を家に帰ってからGさんに報告できないんだから。


途端に、ウォーキングの会に参加させて貰えるかも知れないと言う自分の浅ましい気持ち、付いてきてしまった自分の行動を後悔し始めた。


この方は初めから入会なんて考えてくれていなかったんだ。

それを見抜けなかった、自分の愚かさ。

会に入りたい、入れてくれるかも?

そんな気持ちから安易に一緒に付いて来てしまった。


初めてだよ、今、会ったばかりの男性とお茶してしまうなんて。

山は開放的な気持ちにさせる?

いやいや、山のせいにしてはいけない。

街中で出会っても、ウォーキングの会の話をされたらのこのこ付いていってしまったかも知れない。


なんと浅はかで愚かしい私の行動。

気を持たせたその方の言い草のせいではない、その気になってそれを見抜けず付いて行った私が悪い❗️

珈琲をと言われた時に、驚きとためらいの気持ちを押し切って付いて行ってしまった私。


あの時、何故、入会させてくださるならばご一緒します、入会がなしならば

ご一緒しません。

何故、そう言えなかったのか。

後からそう思っても遅い。


のこのこ付いて行った私に2人で行くなら良いよと言わせてしまった私の軽はずみな行動、後悔しかない。

その方は、ウォーキングの話に浮かれている私を見透かしていたのかも知れない。


もし今度 そう言う事があったら、はっきり聞こう、言おう。


私の目的と相手の目的の相違、入会させて貰えるかも知れないと思ってしまった自分の浮かれた軽はずみな考え、相手の言葉をしっかり捉えて、見極める目を直感を養う、それが今回の反省点。Gさんには言えないが友人には話をして見よう、自分の愚かさをさらけ出すことになり、非難される事になっても。


バカな私。

ためらいの気持ちを大事にせず、ほいほい付いて行ったとしか思えない。

入会させてくださるのですね?と聞いた時、曖昧だったその方の返事、態度で判断すべきだった。

二度と同じ事は繰り返さない、肝に銘じよう。


その方は私がはっきり2人では行かないと言った時、以前に知り合った方とご一緒に山に行っていた、だがその方は病気で亡くなったのだと話した、そして自分からは一度もお誘いしたことはなく、いつもその女性からお誘いがあったと。


ふうーん、そうなんだ、私はその方の代わりにはなりません。

そんな事も思ったが、私は自分の浅はかさ、愚かさ、軽はずみな行動を恥じる。

本当に情けない。

慎重で生真面目だった私なのに、年齢を重ねる内に変わってしまったのか。


以前も山を下る時、山の会をやっていると言う方のお話を聞いて良いなぁと思ったが、黙っていたじゃないか。

ご一緒したいと思っても。


次回は見極めるぞ。


この場で自分の浅はかさ、愚かさをお話して気が晴れる訳でもなく、返ってバカさ加減を披露し、バカな私を晒してしまったが、この場でお話をすることで、自分のこれからの行動の戒めになるかもしれないと思っている。



長々とお読みくださり、ありがとうございました。