応対の仕方 まだまだ勉強中
今年、我が家に町会の理事が回ってきた、順番制だから何か特別な理由がない限り、イヤでもやらなければならない。
今年は行事が多く、町会主催のお祭りも開催される事になり、祭礼費の集金に回ることになった。が、昨年、開催する予定だったお祭りが中止になり、昨年の理事さんが集金した祭礼費は返金せずそのまま預かっているので、今年はそれを充てれば良いと言う事になった。
因みに前年度の祭礼費を預かっていたのは、私達の組だけだったようだ。
それで各家庭にその旨を説明し、集金はないと言う話をすれば良い事になった。
私はその説明をするために各家庭を回った。
私の担当する組は悠々自適な方が多いのか、在宅している方が大半だったためスムーズに進んだ。
留守の家もあり何軒か残ってしまったので、夜、まだ薄明るい時間帯に伺った。
2軒ばかり灯りがついていないので、今日は諦めることにした。
残る3軒は在宅だったので祭礼の会費についてお話をすることが出来た。
その内の一軒の対応に私はちょっと驚き、家に帰ってその様子をGさんに話したら、それって怒る内容?と聞かれ、別に怒っている訳ではない、
(その場で詳しく説明すると面倒だから)ちょっと驚いただけ、と話した。
本当は驚いたと言うより、悲しいと言うのが本音であり、怒りと取られる言い方をしたのかも知れない。
そのお宅は灯りがカーテン越しに漏れていたので、インターホンを鳴らして町会のものだと名乗った。
しばらくしてからはい、と返事があった、普通はここでドアがあき、姿を見せるのだがインターホン越しに何の用事かと聞かれたので説明した。
祭礼費の他に2つほど話すことがあったので説明すると、分かりましたと言う。
そして領収書がありますと言ったら
無言になったので受取りに出て来るのかと思ったら、急に玄関の電気が消えて暗くなった。
あらっと思ったが仕方ないので、また領収書はポストにいれますねと言いながら、ゴソゴソと袋から領収書を出してポストに入れたら灯りがついた。
一体、何なんだろう。
コロナ禍だから接触を避けている?
毎日 仕事で忙しいからと、Gさんが理事会の時にお会いしたら、そう言われたと言う。
どうもその方は子供会のこともやっていて、理事会に時々、参加しているらしくGさんがその方に話しかけられたと言う。
私が一番疑問に思うことは、インターホン越しでの会話に違和感を覚えたこと、
何故なのだろう。
ご近所さんなのだから、顔を見せて挨拶くらいするものではないのかしら?
Gさんと理事会で会っているから、私は関係ない?
それとも理事会に出ていて、全て私の話は知っていた?
でも祭礼費については知らないはずだ。
まあ、兎に角、それをGさんに話したら、気分悪く感じるなら次回は自分が行くからと、行く気もないのにGさんは憎まれ口を宣う。
そしてインターホン越しの会話は何か変なのかと言われたので、もうGさんと会話をしてもお互いに自分の考えを押し付けあって、気分が悪くなるのだけなので、別にただの報告だと答えておいた。
インターホン越しの会話で済ませるのは当然のことなのだろうか。
セールスではない、保険の勧誘でもない。
同じ町会に住む人間がその町会のことで訪ねてきたのに、その応対はインターホン越し、やっぱりちょっと気になる。
理事の仕事は持ち回りで、会員であれば
誰でもがやる事になっている。
その方も多分理事を担当したと思うが、その方のお顔に覚えがない、それだけの希薄なお付き合いではあるのだから、インターホン越しでもやもえないのかと思いながら、何だかその応対にモヤモヤしたものを感じてしまった。
理事を最近経験した方は、大変ね、お疲れ様と労ってくれる。また来年、再来年あたると思う方々は、これまた大変ね、お疲れ様、来年、私もやるのねなどと会話をする。
そんな会話はどちらでも良いのだが、顔の見えないインターホン越しの会話は、何だか邪険に扱われたような、ないがしろにされた感もあり、複雑な気持ちになってしまった。
インターホン越しの会話のどこが悪いのかと聞かれれば、悪くない、と言うことになる。
私のちっぽけなプライドが傷ついたのだと思う。
セールスのかた同様の扱いに心が折れたのかも知れない。
そして電気を消されたことも。
私はこの方にされた応対の仕方で、より気をつけなければならないと思った。
知り合いや町会など自分の生活に関連する方々には、特に失礼にならないように心がけようと感じた。
見知らぬ方にも今までぞんざいな対応はして来ていないとは思うが、それは分からない。
ただ丁寧すぎる対応もまたイヤミに思わなくもないから、気をつけなければいけないとも思う。
ノーマルな礼儀をわきまえた対応、それが1番だよね。
私の心は晴れないけれど、この1年間、
頑張って理事のお仕事、真っ当しなくてはね。
Gさんには私の気持ちを説明しても、
理解してもらえそうにないし、
そんな人に労力を使いたくない。
人それぞれの応対の仕方、
さまざまなんだよと自分に言い聞かせよう。
悪気はなかったんだよ、きっと。
人生 終わるまで勉強だとつくづく思った出来事だった。